覚書

なぜヒトは生まれたのか。
なぜ“人”では無いのか。
得体のしれない黒い淀みに囲まれて怖くてしゃがみこむ。自身の意思に反して口が開き、それは…………と、とても言語とは言えないような支離滅裂な言葉だけが沢山でる。
淀みの動きがピタリと止む。そして、少しずつ真っ暗な地面へと吸われていく。意識だけが暗闇に残されて、怖くて泣く。
誰も助けに来ない。太陽の光も、月の輝きも無い。真っ暗で寂しい世界。